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オリジナルTシャツの制作で注意すべき5つのポイント
初心者でもできるオリジナルTシャツの作り方をご紹介します。色やフォントなどのデザインの基本から、インクジェットとシルクスクリーンの違いなど、初心者にもわかりやすく解説します。
1. オリジナルTシャツの色・書体について
初心者の方にとっては、デザインをどこから手をつけて良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。
実は、いくつかの基本的なルールをおさえることで、デザインの悩みを解消できます。
ボディの色・印刷の色について
ボディの色と印刷の色が似ていると、印刷が綺麗に見えません。(白ボディにグレー印刷、青ボディに水色印刷など)
色の組み合わせに関しては極力お互いの色が遠い配色を心がけましょう。
▼ボディカラーの選定例
活動的なイメージを伝えたい場合 ⇒ 赤やオレンジ色
穏やかなイメージを伝えたい場合 ⇒ 青や緑
シンプル・清潔 ⇒ 白
フォント(書体)の選び方について
フォントにはそれぞれ個性があり、シンプルなゴシック体は現代的で読みやすさを、明朝体や楷書体は伝統的で落ち着いた印象を与えます。デザイン全体の雰囲気やテーマに合わせたフォントを選ぶことが、メッセージを際立たせるカギです。視認性も重要なので、小さすぎるフォントや複雑なデザインのものは避け、読みやすく、遠くからでも認識可能なフォントを選ぶことを心がけましょう。
2. 印刷方法について
オリジナルTシャツの印刷方法には、シルクスクリーン印刷とインクジェット印刷の2つがあります。シルクスクリーン印刷は高品質で耐久性があり、シンプルなデザインで大量に制作する場合に適しています。一方、インクジェット印刷は迅速で柔軟性があり、写真やグラデーションの再現性が高いです。それぞれの特徴に合わせてお好みの印刷方法をお選びください。
シルクスクリーン印刷とは?
シルクスクリーン印刷の特徴としては印刷面が耐久性に優れており、大量枚数の印刷だと価格が安くなることです。さらに、様々なインクの種類があり、金や銀などの表現やラメプリントなどの特殊なプリントを使って、ワンランク上のデザインが可能です。耐久性に優れたインクを使用し、1枚1枚手作業にて刷り上げるため高品質に仕上がります。インクの風合いが心地よくTシャツになじむので違和感なく着用することができます。
ただし、プリントの色数が多い場合、版を多く作る必要があり、それに伴って費用がかかります。基本的に縫い目をまたぐプリントやはみ出すようなプリントはできません。また、細い線や細かい文字の表現には限界があります。
▼シルクスクリーンの印刷イメージ
インクジェット印刷とは?
版代が不要なので、どんな色でも利用可能で、少量の印刷に最適です。画像やイラストを直接プリントするため、グラデーションやフルカラーのデザインを完璧に再現できます。印刷部分は滑らかで、色合いが非常に鮮やかで着心地も抜群です。また、白インクを使用できるため、濃色の生地にもフルカラープリントが可能です。シルクプリントのように色数ごとに版代がかからないため、何色使っても金額が変わりません。
▼インクジェットの印刷イメージ
3. ボディの厚み(オンス)について
Tシャツの厚みは一般的にオンス(oz)であらわされます。オンス(oz)は生地の厚みや重さを表現するために使用される単位です。1オンスは約28.35グラムに相当します。オンスは数値が大きいほど生地は厚く、重くなります。
▼オンスごとのTシャツの透け感イメージ
4. オリジナルTシャツ作成の注意点
デザインの著作権・印刷コスト・洗濯による色落ちなど、つまずきがちなポイントを解説します。
デザインの著作権について
基本的に、自分自身で創り出したデザインは、その創作者が著作権を有します。しかし、他人の作品を参考にした場合やインターネットで見つけた画像を使用する場合は注意が必要です。無断で使用すると著作権侵害にあたることがありますので、必ずオリジナリティを保つか、使用許諾を得ることが大切です。また、デザイン依頼を外部のクリエイターに出した場合、契約内容によっては著作権がクリエイターに帰属する場合があります。自分が創作者であるか、あるいは正当な許可を得ているかを意識して作成しましょう。
インクジェットとシルクスクリーンのコストについて
インクジェットは基本的に1枚ごとに印刷するため、少数ロットに適しています。
シルクスクリーンは印刷する数が多いほど単価は下がります。
10枚以下での作成を検討している場合はインクジェット、
10枚以上の作成を検討している場合はシルクスクリーンをお勧めします。
洗濯時の色落ちを防ぐコツ
Tシャツを洗濯する際、色落ちを防ぐための注意点がいくつかあります。まず、水温はぬるま湯に設定し、他の衣類と分けて洗濯することが推奨されます。とくに初回の洗濯は色落ちしやすいため、他の衣類との混色を避けるために単独で洗うことが重要です。また、漂白剤の使用は避け、色落ちしにくい洗剤を選ぶと良いでしょう。印刷面を内側にして洗濯すると摩擦による色落ちも防げます。乾燥に関しても、直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しすることで、プリントの色褪せを防ぎます。
5. デザインにお悩みならグッズダイレクトにお任せ!
最後に、オリジナルTシャツの作成において一番の難点はデザインづくりではないでしょうか。
専門のデザインソフトなどない場合、高い金額を払ってデザイナーに依頼しなくてはなりませんが、グッズダイレクトでは、デザインづくりを無料でサポートしております。
作成前にイメージを確認できるデザインシミュレーターや、デザインのご相談も無料で承りますので、ぜひお問い合わせください。